研修レポート-56 倉敷市と岡山市の訪問診療と在宅医療専門のつばさクリニック。小児（こども）の在宅医療も対応。

この度は大変お忙しい中つばさクリニック岡山を見学させていただきありがとうございました。
午前中に5件の訪問診療に同行させていただきました。この日は癌の末期や老衰などのターミナルの患者さんが多く、暗い雰囲気になるのか、同行して大丈夫か、などと不安を感じていましたが、実際に訪問をしてみるとご家族は必要以上に暗くなることもなく中村先生と話しておられました。先生と看護師さんのことを信頼しておられるのがよくわかりました。訪問時、ご家族の質問に丁寧に答えておられる中村先生の姿を拝見しましたが、今回だけではなく普段から患者さんはもちろんご家族の気持ちを大切にされているからこその信頼関係なのだと思います。

また、訪問時に印象的だったのは、中村先生と看護師さんとの息がぴったりで、動きに無駄がなかったことでした。患者さんの負担とならないように考えられた動きなのだと感じました。医師と看護師が複数いていつも同じ組み合わせではないことを聞き大変驚きましたが、患者さんの利益のためにお一人お一人が高い意識をもたれているのだと思います。

お忙しい中でも毎朝カンファレンスの時間を設けたり、物品管理やカルテ整理をシステム化し無駄をなくしたりとスタッフの皆様が患者さんのためにできることを全力でされているのを、見学を通して感じました。私自身、訪問診療を行っているクリニックの事務として、今回の経験を活かして患者さんのためにできることを考えながら日々努力したいと思います。同行させていただいた中村先生と看護師の三嶋さん、お忙しい中お時間を頂き質問にも丁寧にお答えくださった事務長代理の辻さんと事務の佐久間さんをはじめスタッフの皆様、貴重な経験をさせていただき誠にありがとうございました。