研修レポート-6 倉敷市と岡山市の訪問診療と在宅医療専門のつばさクリニック。小児(こども)の在宅医療も対応。

倉敷

岡山県倉敷市大島534-1

086-424-0283

岡山

岡山市北区奉還町1-7-7オルガビル1F

086-254-0283

研修レポート-6

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地域医療実習レポート
実習先 つばさクリニック  実習期間 10/22(月)~10/26(金)
学籍番号 06421095    氏名 山本高史

〈実習の感想〉

今回の実習を通して、在宅医療の現場を体験できたことは、本当に有意義でした。
在宅医療は、まさに「病気でなく、患者を診る」という言葉がぴったりだと感じました。在宅医療では、家に帰りたい・家に帰って何かしたいという患者さんを対象にし、ターミナルの患者さんを多く抱えています。患者さんの思い・ご家族の思いをしっかり聞いて、その願いを叶えることが最大の目的となります。そのため、治療の目的は必ずしも延命ではなく、患者さんの望む最期のため「何もしない」という医療を行うこともあります。こういった医療は、病院では中々行いにくいとは思います。しかし、患者さんにとって何が良いのかを追求する姿勢はどの医療にも通じるものであって、学ぶことが多かったです。
実際に、つばさクリニックのスタッフの方々は、患者さんにとても真摯に向き合い、「患者さんのために」という強い思いのもと、全力でサポートしておられたし、それを受けて、患者さんやそのご家族も、一生懸命病気や現状と向き合い、受け入れ、患者さんご本人にとって、最も良い形の最期を迎えようと努力されておられました。

今回看取りに立ち会う機会はありませんでしたが、看取りのお話をいくつか聞かせていただくと、ご家族の方に達成感・満足感がある場合が多いように感じました。それはやはり「ご本人の願いが叶えられた」・「良い形で看取ることができた」という部分が大きいのだと思います。

「家はええなあ」という患者さんの言葉がとても印象的でした。
約3年半、医学生として過ごしてきて、いつの間にか病院という施設が、自分にとってあまり特別でない、身近な存在になっていたように思います。しかし、患者さんにとって病院というのは、やはり特殊な場所であるのだということを再認識させられました。今回の実習では、家という住み慣れた場所で、家族と穏やかに過ごされている患者さんの笑顔にたくさん触れる機会がありました。
これまでもいくつか病院での実習をさせていただきましたが、病院を退院された患者さんがその後どうされているのかということは、あまり気にしたことがありませんでした。また、老老介護などの問題で家に帰れず、慢性の病気でずっと入院されている患者さんにお会いしたこともありました。

今回の実習を通して、在宅医療でもできることはたくさんあるというだけでなく、「在宅医療だからできること」もたくさんあるということを知りました。患者さんの家に帰りたいという願い・ご家族の家に帰らせてあげたいという願いを実現できるように、病気を抱えながら家で過ごすことに対する不安が解消されるように、在宅医療の現場・在宅医療を支えるシステムが更に発展する必要があると感じました。また、病院の医師が退院後の選択肢として、在宅医療をもっと認識する必要があると感じました。

今回の実習は、本当に貴重な経験でした。まず、在宅医療の現場を身をもって体感できたことがとても大きかったです。加えて、つばさクリニックのスタッフの方々の熱意に触れ、将来に対するモチベーションが高まりました。様々な形の医療に触れ、幅広い医療を行えるよう頑張っていこうと思います。

〈実習施設へ一言〉

先日の実習では、大変お世話になりました。ご迷惑をおかけしたことも多々あったと思いますが、皆様が温かく迎えて下さり、1週間楽しく過ごすことができました。
つばさクリニックのスタッフの皆さんの患者さんやご家族に対する真摯な姿勢から、患者さんを思いやるこころを学ぶことができました。また、岡山県における在宅医療のパイオニアとして、在宅医療の実践だけでなく講演などの活動を通して、地域医療への貢献を行う姿も印象的でした。
また、家で過ごされる患者さんの姿から、病院という場所の特殊性・家の良さというものを感じました。
今回実習で感じたもの・得たものを大事にして、これから更に頑張っていこうと思います。本当にありがとうございました。

〈後輩へ一言〉

実習内容としては、見学メインの内容となりますが、車移動の時間もたくさんあり、医師や看護師の方々とお話できる時間はたくさんあります。また、患者さんのご自宅に入らせていただくことで、得られる情報はたくさんあります。
地域医療の一つの形として、在宅医療というものがあり、どういったことが行われるのかということを認識することはとても有意義だし、病院で臨床医をするにしても、患者さんの退院後の選択肢として、在宅医療を常に頭に置いておくことは必要だと思います。
また、実習に行くとすれば、一度病院での実習を経験してからの方が良いかもしれません。もちろんはじめての実習で在宅医療に触れることも有意義ですが、病院との違いを意識しながら実習を行うと、より一層考えさせられる実習になると思います。

つばさクリニック倉敷

つばさクリニック倉敷
院名
つばさクリニック 在宅療養支援診療所
診療曜日
月曜日から金曜日
定期訪問
午前9時~午後5時
(かかりつけ患者様は緊急時24時間対応)
休診日
土曜日、日曜日、祝祭日
診療科目
内科・循環器科・呼吸器科・整形外科・訪問診療
院長
岡田 豊
住所
岡山県倉敷市大島534-1
電話
086-424-0283
介護事業所番号
3310212943
掲示事項

保険医療機関における掲示事項

介護事業における掲示事項

訪問地域
倉敷地域

つばさクリニック岡山

つばさクリニック岡山
院名
つばさクリニック岡山 在宅療養支援診療所
診療曜日
月曜日から金曜日
定期訪問
午前9時~午後5時
(かかりつけ患者様は緊急時24時間対応)
休診日
土曜日、日曜日、祝祭日
診療科目
内科・小児科・訪問診療
理事長・院長
中村幸伸
住所
岡山市北区奉還町1-7-7オルガビル1F
電話
086-254-0283
介護事業所番号
3310115922
掲示事項

保険医療機関における掲示事項

介護事業における掲示事項

訪問地域
岡山地域